レッカー7月後半 遭難する車たち

レッカーは急を要する仕事ですが
たまにハードなものに関しては予約案件として要請が入ることもあります。たまに。

(5月に出動した川辺の水没事件など)

そんな場合は前日までに下見を行います。
現場を見に行って車両の状態を確認し、作業のシミュレーションをします。
↑↑上記の写真は下見に行った小結丸です。この写真から車がどこにあるか分かるでしょうか。

事例① 落差10~20メートル下へ落車。引出後搬送。

傍若無人に生えまくった草木によって現場は木々たちの無法地帯。

自分の背丈もある草をかきわけ(板垣隊長は小さい)
虫に刺されながら(板垣隊長はよく刺される)
転びそうになりながら崖を降りて車両を確認。

  

車道からの落差、周辺の木々、一般道路を通行する車両、電柱、電線、etc…

 

ウィンチの引出やユニックの吊上げでは時間がかかりすぎるぞ。むむむ。
これはクレーン車を使って短時間で一気に吊上げるしかない!という決断に。
車は電柱に激突して落下したので真上に電線がかかっている状態でしたので
その難点もクレーンを導入する決め手となりました。

社長のお知り合いの業者さんへラフタークレーン車(運転手さん付)を委託。
よろしくお願いしまーす。

※近くの道路工事現場の交通誘導の方にもお手伝いをお願いしました。

 

隊長は下へ降りて玉掛け作業です。汗だく、やぶ蚊・草木と格闘しながら頑張ります。

 

車が電線を越えてやってきました。なかなか見れない光景です。

レンジャーへドッキング!重機のパワーにより難作業も効率よく短時間でクリアー。

作業時間は実に2時間弱。車も現状以上に破損することなく完了。

無事に搬送先へお届けできました。

 

事例② 道路外へ脱輪。引出後搬送。

現場へ向かう道中、思わず「本当に、この先にいるの?!」と疑いたくなるような
これまた無法地帯の雑草林。
よーく目を凝らして遠くを見れば…いました。

どうしてこんな道に進入したんですか?

「いや…、ナビがこっちを示してたんで」

なるほど。ナビやナビアプリによっては最短距離を案内するために
道なき道を走らせることもありますよね。分かります分かります。
グー●ルマッ●とか特に。

とは言え注意して進まないと我々も二の舞です。

ご覧の通り現場までの道が草ボーボー。道路の端が分かりません。っつーか道あるの!?

 

バックしてお客様の元まで行きウィンチで引出作戦ですが…草狩り機が欲しかった!!

アンダーリフトをわざと下ろして雑草をバキバキ倒しながら慎重にバックオーライです。

生命線の外側は、もう道路外。レッカー車が脱輪では目も当てられません。

「あ゛ーッ!!落ちる落ちるー!もっと右ですー!!」

誘導者の叫びが辺りに反響します(必死)

虫が多くて窓を開けられませんでした、というお客様の言葉通り、
現場は、ハチ!アブ!カ!何だか分からないけど虫!虫!虫!の昆虫祭り!!
ブンブン飛び回る輩と格闘しながらの作業となりました。

 

グインと引出してレッキング。

無事、搬送して完了。
ふぅ…。冷や汗をかきました。

 

また別の案件ですが、山形市の搬送先までバイクを搬送した帰りの阿部工場長が、
高速道路上でヒッチハイクをしている人を見つけて止まったところ、
なんとタイヤがパンクして緊急停車中だったという案件もありました。

その方、どうしてもその日の飛行機に乗ってタイへ帰らなければならなかったらしく、
とても急いでいたのでヒッチハイクしていたと!

ロードサービスの御案内をした上で、お車とお客様を搬送いたしました。

偶然通りかかった阿部工場長&空の積載車でしたが、とても感謝していただいたそうです。

 

海に山に行楽地に、お出かけシーズンですね!
学校は夏休みに突入し、お盆の連休を利用してお出かけする方も多いでしょう。
お車を運転する際は充分お気をつけくださいませ!

 

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